2012–12–16 (Sun) 15:17
この体調不良の中、ふと今はなき鎖の館を思い出した。
あの店は実に楽しかった。
M♂の質は面白いのが勢揃いだったし、
スタッフもバラエティに富んでいて、
何よりママが物凄くカッコイイ女王様だった。
強烈なほど武闘派の店、鎖の館。
客に媚びないどころか、かなり暴力的な営業方針だったように思う。
「お客様は神様です~~」と媚びて欲しい客や、気に入ったS♀やМ♀以外はプレイ出来ないタイプの客には全く持ってふとどき千万な営業方針だったろう。
武闘派そして気ままな『鎖の館』を未だ愛してやまないファンも多数居る。
私はその中の一人でしょう。
ママはとても世話好きな懐の広い人だった。
しかしながらルール違反に対しては厳しい。
金で解決させる、いわば『楽チン解決』はそう無い。
中には剣山でリンチなんてのも、普通にあった。
島流しというのもあった。
一時『泣く子も黙る鎖の館』と呼ばれてました。
↑
※これはかなり古いお話で時効です
人に因っては恐ろしいお店だけど、私は名古屋の老舗と言えばもうなくなっちゃったけど『鎖の館』以外ありえない。
そんな超武闘派鎖の館だがママだ大の猫好きで、野良猫(特に子猫)を見掛けると放って置けなくて拾って来る。
子猫を見付け困って電話した女の子曰く、事務所に電話したらママが即「連れて来なさい!」と一言!
そんなこんなで私が居た頃は最高で14~15匹居たように記憶している。
猫にもどうしても集団に馴染めない、中に苦手な子が居て落ち着いて暮らせない、そういった子も居るので、そうなるとスタッフの部屋で飼ったり、待機室で飼ったり、女の子が貰って行ったり。
結局鎖の館に何匹の猫が居たのかよく把握出来なかった。
多分それは他の女の子達も同じでしょう。
因みに当時白川公園は小屋建てしてる浮浪者が多かった。
※現在は殆ど無いんじゃないかな
ママはその浮浪者で犬や猫を飼っている人の所へも餌を届ける事をしていた。
それとこれに対しては批判する人も多く問題もあるだろうけど、
野良猫の多いブロックに餌の配達をスタッフ一同回っていた。
待機室の棚にはSM道具のストックと猫餌のストックでいっぱいだった。
店の売り上げをそういう形で還元してる、そんなあの店が大好きだった。
店の女の子もママとスーパーМ♀のルイちゃんの作ったご飯を食べてました。
同じ釜の飯を食って働く、そんないいチームだったように私は思う。
鎖の館を嫌った方々にはピンと来ない話だろうけど、全て実話。
ママもルイちゃんも元気にしているのだろうか。
きっと逞しい方々だから、きっと元気で暮らしているのでしょう。
もうあのようは店は名古屋には存在しない。
残念でならない。
媚びる事は決して最善では無い、そのことは正しいと思う。
そして私自身媚びず曲げず、しかしながら柔軟な部分は大切にしてゆこう、そう思う今日この頃です。